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寄付文明開化(3)

「2000億円」派は、どうやって「10兆円」を集めようとしているのだろうか?

野村総研の推計では2020年の個人の遺産は年間109兆円。この5%が遺産寄付にまわると約5.5兆円。日本人にとって「社会への恩返し」が一般化し、遺産寄付を促進する税制改正と遺言書作成が一般化(今では5%くらいの人しか作成してないですよね)すると、全く不可能という数字でも無いと思っています。

富裕層は今、居住用不動産を除いて百万ドル(1億円)以上の資産を有している人が147万人。この中には数千億持っている人もいますので、まあ、ならして2020年の富裕層150万人x2億円と計算すると300兆円。この資産のある層は運用もしっかりやっているので、3%以上の利回りを確保してそうですので、この人たちの資産の1%が寄付にまわしても目減りしない。その1%分で年間3兆円。

あと1兆5千億を企業の社会貢献ビジネスモデルからの寄付、個人の小口寄付、カードなどもポイントからの寄付などで積み上げます。
dojo.livedoor.biz/archives/51312538.htmlより

という目論見らしい。

しかし、真っ先に着手されているのは「個人の小口寄付」だ。

ホリエモンこと掘江貴文はつぎのようにブログに書いている。

チャリティプラットフォームで「定額給付金基金」やるみたいですね!私ももらったら全額寄付するつもりです。少しでも社会の役に立つことにお金をつかってほしいですね。
ameblo.jp/takapon-jp/entry-10225221736.htmlより

「ヒルズ族」から1万2000円、では、「10兆円」への道は険しいだろう。

「村上ファンド」の村上世彰が拠出した5億円を元に活動する「チャリティー・プラットフォーム」の謳い文句も、

ふつうの人が、ふつうに世界を変えていく場。

である。
「定額給付金基金」への寄付も、1人当たり2000円台に留まっている。

さらに、そうして集めた寄付金がどう使われるのか? ここでイカガワシサが爆発する。

そうすると、今のNPOで年間1千万円寄付を集めている団体は、50倍の5億円集まる勘定です。そうすると、今よりスタッフを充実させて、専門性も向上して、受益者への支援も充実します。そうすると、あちらこちらで感動体験や幸せ体験がひろがり、日本に「助け合い文化」が帰ってきます。みんな一人ではなく、NPOを媒介に幸せや一体感のひろがる社会です。2020年には、確実に今より日本が幸せな社会になっています。

50倍集まれば、1団体あたりの寄付金収入が50倍になる? そんなわけがない。

「10兆円」は一般会計の1割強に匹敵する。
公共サービスのそれなりの部分は民間に任され、公的な助成も削られ、50倍に数が増えた団体が相変わらず財政に頭を抱えているという想像のほうが、よほどリアリティがあると思うのだが。

アメリカの「20兆円」には含まれている、例えば「Community Development Corporations」のような活動は、日本の「10兆円」では想定されていない。

既存の団体で山分けという妄想ならば、夢物語によだれが垂れそうになるのも当然だ。

[追記]
ついでに書けば、単純に50倍、ならば個人寄付の3分の1ほどを占めるとされる「宗教」分野への寄付金も同様に50倍だ。アホらし。

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