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井戸掘る人びと(4)


www.cambodiakids.org/Gallery2/...より

これは、「カンボジアこどもの家」の栗本英世代表が設置したという井戸。
10万円の寄付が求められていた。

使用されているのは〈Afridev〉型の手押しポンプ。
国連資本開発基金のサイトにある資料では、平均契約価格は1198ドルであり、10万円は無理のない設定である。

そうして井戸工事がはじまった。しかし、掘り進むにしたがって、31m付近に岩盤があることが分かった。硬い岩盤繰り抜き工事は、思うように進まない。やっと1m以上に及ぶ岩を繰り抜き掘り進むと、地上より42m付近から、毎時650リットルの水が湧き出してきた。
www.geocities.co.jp/WallStreet/2032/kodomo.htmlより

不思議である。

「毎時650リットル」が自噴するような地域ならば、ポンプは必要ないからだ。

追伸:道、池、整地、はオランダのN.G.O「ZOA」が担当します。私たちの支援分野は、「井戸」「学校」「職業訓練所」です。

「ZOA」のサイトを見てみる。


www.zoa.nl/home/projecten/cambodja/より

「ZOA」も、まったく同型のポンプを利用している。

In 2002, CMAC and Refugee Care Netherlands (ZOA) agreed a total budget of $69,988 for a project that aimed to provide safe access to water sources, house plots, education and market facilities. CMAC deployed two demining platoons in Ou Neang village of Banteay Meanchey, where 880 families directly benefited from the project.
www.icbl.org/lm/2003/cambodia.htmlより

「ZOA」はポイペト周辺でも教育の提供と並んで井戸の建設もしていたことがわかる。

最初の写真に不審な点があるのにお気づきだろうか?


通常ならば、このような看板の上部にはドナーのロゴや国旗が描かれるものだが、それが隠されているように見える。

この井戸を設置したのは、本当に「カンボジアこどもの家」なのだろうか?

キャンプ予定地に作業員小屋建設開始。新たに発生した難民家族について、ANADの会長と話し合いJDAのブルドーザーとエスカベータ(ユンボ)の継続貸しの条件として難民村の整地、道、池の工事を依頼する。
(略)
すると申し合わせたように、奈良県五条市の小学6年生の生徒が、カンボジアのこどもたちのためにと、寄付金を集め届けてくれた。このようにして、色々な人々の協力と村びとたちの力で、第二校目の寺子屋ツールボンロー小学校は完成した。

「カンボジアこどもの家」は「JDA(日本地雷処理機構)」の協力を得て活動していた。
引用した文章も「JDA」のサイト内に置かれている

が、この「難民村」について「JDA」は、「JDAが難民村の用地として確保した土地」という表現を用いている。

さらに「JDA」のサイトを見ていく。

午後、JDAポイペット事務所より6.5km東に行ったツールポンロー小学校
(去年11月20日我々の支援で出来た寺子屋小学校)に桑の苗木を植えに
行きました。生徒と先生の植付け風景。
(略) 午後3時30分、ツールポンロー小学校の井戸から始めて水が出た。
我々の第一号井戸です。深さ41m、費用1,000$。
www.geocities.co.jp/WallStreet/2032/news2000.htmlより

2つの団体がそれぞれ、同じ小学校を自分たちが建てた、と言っている。
他のいくつかの「寺子屋」についても同様である。

同じことがらがそれぞれの団体の実績とされている例はほかにもある。

しかし、女手が必要なので「ポイペットこどもの家」のスタッフの協力を取り付ける。同居人であり、良き協力者でもある寺子屋の先生 (ニム、モム、ピィァ)の女性三名は、一も二もなく大賛成。そして、1月3日にやってきた子の名前を「舞 」マイちゃん、と、命名する。(略)
 こうして一月十日キィアちゃんも「こどもの家」にやって来た。名前が呼びにくいので、亜紀(アキ)と名づける。
www.geocities.co.jp/WallStreet/2032/kodomo.html
話が少しそれるが、JDAのポイペト支部には、孤児として引き取られた、マイちゃん、アキちゃん(JDAの代表である佐藤登久代さん、自称マダム佐藤、という73歳のおばあちゃんが本名では呼びにくいということで、この日本風の名前に代えて呼ぶことにしたらしい。
(略)
1月24日、JDAポイペット事務所から約4km、タイとの国境から約2kmの村、
プームサンタピアットに寺子屋小学校が出来上がり開校式が行われました。
先生3人(モム27歳、ニム25歳、ペア19歳)が約100名の
生徒に勉強を教えます。開校式でのモムの挨拶です。
www.geocities.co.jp/WallStreet/2032/news2000.htmlより

井戸を掘ったのが「JDA」ではないと疑わせる記述がある。


www.geocities.co.jp/WallStreet/2032/news2000.htmlより

これは井戸ではなく、トイレの基礎工事と思われる。

「寺子屋」と呼ばれるように、両団体が建てたとする学校は非正規の教育(Non-Formal Education)を行なう。

他の援助団体によってブロック造の校舎が増築されているのが確認できる。
それが何を示すかといえば、それらの学校はすでに正規の小学校に格上げされている、ということである。

「JDA」と「カンボジアこどもの家」、両者の活動報告にはかなりのウソがちりばめられている。

A list of experts is available at the Cambodian Mine Action Authority.

Organizations involved in mine clearance in Cambodia include: CMAC, HALO Trust and Mine Advisory Group (MAG) and the Engineering Corps of the Cambodian Royal Armed Force.

Other agencies involved in mine action sector and who have regularly participated in different coordination mechanisms include: European Commission, UNICEF, UNMAS, GICHD, UNDP, NPA, HI, AustCARE, JMAS, DAC, WRF, Cambodian Campaign to Ban Landmines, CARE International, Handicap International, Cambodian Red Cross, World Vision International, Lutheran World Service, Partnership for Local Governance (PLG), Church World Service, ZOA Refugee Care and World Education.
www.cmaa.gov.kh/?Treaty_%26_Conventions:CCW_Reports:Article11%2F2より

そもそも、「JDA」には地雷の撤去に当たる資格がないのだ。

今度の地雷は違います。私の〈村の〉学校敷地に地雷があるのです。大手を振って、大義名分をぶら下げ、地雷処理できるのです。学校に地雷があるのですから誰にも文句は言わせません。

ちょうど良いことに、カンボジアの地雷処理CMACは、今、隊員に給料が払えず開店休業です。

と、思っていたのですが・・・・・・邪魔が入りました。ヨーロッパの支援で地雷処理をすることに決まってしまったのです。

今日泣く泣く現場を見に行きますと、地雷処理隊員60人がかりで1ヶ月もかかるという・・・何とも気の長くなるようなお話・・・。私と村人に任せてくれれば・・・2~3人で1ヶ月も有ればきれいに片づけてしまう・・・・・・・。

この村の地雷処理が数日前から始まりましたが、対人地雷が三個発見されました。

私が地雷処理する楽しみはなくなりましたが、やっと学校が開校します!
www.geocities.co.jp/WallStreet/2032/kodomo.htmlより

もちろん、「カンボジアこどもの家」にも。

コメント

これも「カンボジアこどもの家」とかいうNGOのブックレットみたいなもの。著者はその代表者で、代金130,000円也のスタディーツアーの広告が巻末に載っていたりするので、金策用のものなのだろうが、活動報告や自画自賛のパンフ類とはかなり毛色が変わったもの。副題に「良かれと思い行う援助が相手の人々を苦しめる」と自戒する様な言葉が並べられているのだが、言われるままカネやモノを与えていると依存心が高まって自立できなくなるという、至極当然なことを述べている。そうしたバラマキ援助からの脱却を目指したアフガニスタンの中村哲のトコにああいうことが起きてしまうと、力の裏づけを持った慈悲という欧米型援助の説得力が増してしまうものなのだが、彼らがアフリカで日本に泣きを入れてきた様に、「慈悲魔」という妖怪が漂っていることは連中も気づいてはいるのだろう。ストリート・チルドレンや孤児を施設ではなく、地域社会に収容させるというのは面白い発想だと思うのだが、この「カンボジア子どもの家」のがその様な方向に向かった事情、しいてはこのブックレットを出した事情というのが、後半になって書かれている。どうもこの本には著者の弁明という性質もあった様で、数年前に、一度、著者は子どもに対する強姦容疑でカンボジア警察から逮捕状を出されたことがあるらしい。その容疑の経緯は全く書かれておらず、単に濡れ衣であることを強調しているのだが、がんに冒されているとのことで、身辺整理を考えた上での出版であるらしい。しかし、児ポ法に触れるような子どもの裸の写真が多いのは、逆に誤解を生じさせやしないかね。

> ストリート・チルドレンや孤児を施設ではなく、地域社会に収容させると
> いうのは面白い発想だと思うのだが、

いや、ふつーの考え方ですよ。reintegrationって。

オカこと栗本は「カンボジアの子供たちが売られていった後、臓器移植・心臓移植に使われるのを阻止したい」とか言ってますね。
「寺子屋」は9月で縮小だそうで。そりゃ、もう公立校になってるんだもん。

「日本はアナログテレビからデジタルテレビに移行して行き不要となり大量に廃棄されようとしている。カンボジア人の研修生を日本で訓練し、廃棄される家電品を集め調整・修理技術を伝えながらカンボジアでの販売・修理・調整技術者として訓練できれば自立支援に繋がると思えます」

ふーん。

フィリピンでそれがうまくいったのは、NTSCだからだよ。カンボジアはPAL。

> 強姦容疑でカンボジア警察から逮捕状を出されたことがあるらしい

これ、日本側で取材したなあ。最後まで電話つながんなかったけど。
バンコクで何やってたかもいろいろ知ってますよ。日本人会でも有名人ですから。ある意味で。

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