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井戸掘る人びと(15)

「井戸を世界中に22万基掘る会」が、放映翌日にコメントを出していた。

10月28日放送のNHKクローズアップ現代で、
カンボジアの井戸からヒ素が検出され、
村人がヒ素中毒にかかっているとの報道がありました。
皆様にご支援頂きました井戸は、
シェムリアップとタサエンに計56基掘っています。

現地に問い合わせたところ、
この2年余りでヒ素などを含む身体の異常を訴えた住民はおらず、
水質検査を実施した井戸はすべて合格との事でした。
ヒ素汚染が懸念されている地域(メコン川流域)とは離れていますが、
今後も継続して水質検査を行う予定だそうですので、ご安心下さい。
また、バングラデシュでの井戸は、
当初より水脈にヒ素が含まれていることが分かっておりますので、
ろ過装置付きの井戸を寄贈しております。
取り急ぎ、ご報告申し上げます。
www.idobori22manki.net/archives/963922.htmlより

実際にカンボジア現地での活動を担当したのは「カンボジアに心の井戸を贈る会」と「JMAS(日本地雷処理を支援する会)」の2団体だが、両団体からは安全性に関するアナウンスは出されていない。

「井戸を世界中に22万基掘る会」への支援を当面見合わせたグループもある。

これをうけ、本フォーラムで世界地図を配布することで活動を支援する予定であった世界に井戸を22万基掘る会代表の松岡功氏が現地に確認したところ、当団体が寄付してきた井戸ではそのようなことはないとのことでした。しかし、今回の問題を深く受け止め、当団体の井戸の水質調査を再度行うとのことですが、本フォーラムまでに全ての井戸の調査結果を終わらせ報告する事は難しいと判断しました。

そこで、本フォーラムでの、世界に井戸を22万基掘る会を支援する世界地図の配布を中止とさせて頂くこととなりました。
www.picora.jp/event/20081207yokohama.htmlより

「水脈にヒ素が含まれている」と判明している地域に設置されたという「ろ過装置付きの井戸」とはどんなものなのだろうか?

井戸水からヒ素を除去する装置には、井戸に併設する大型のものと、世帯単位で利用可能な小型のものがある。
すでに大型のものはコスト的に難しいのではないかと指摘したが、ならば、小型のものを各戸に行き渡らせるつもりなのだろうか?

小型の装置には、次のようなものがある。


www.physics.harvard.edu/~wilson/arsenic/...

「WHO」のサイトにあった資料によれば、2005年当時のそれぞれの初期費用は、10ドル(「SONO 45-25」)、33ドル(「MAG/Alcan」)、50ドル(「READ-F」)。
また、数十世帯分を賄うことができる「Sidko」は4250ドル。

当然だがメンテナンスの必要があり、建設後の支援、あるいは住民自身が管理できる体制を用意しなければならない。

「井戸を世界中に22万基掘る会」がバングラデシュでの井戸の設置に着手してから4か月近くが経過したが、「近日」と言ったまま、いまだに完成報告も写真の公開もない。

「ろ過装置付きの井戸を寄贈しております」の一言で済ますのではなく、水質改善のためにどのような手法を採っているのかを明らかにする責任が、「井戸を世界中に22万基掘る会」にはあるはずだ。

「ヒ素が含まれていることが分かっております」と書いた以上、今さら「検出されませんでした」とも言えないだろう。

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