スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

井戸掘る人びと(2)

日本の団体が掘っている(仲介を含む)井戸のおネダンを調べてみた。
以下は、写真から浅井戸用の手押しポンプを使っていることが確認された団体のみである。

「JHCアンコールツアー」
200ドル(2007年)
「CVSG JAPAN(カンボジアの村を支援する会)」
2万5千円
「NGOメイクザヘヴン」
2万5千円
「スケッチトラベル・カンボジア」
250ドル
「テラ・ルネッサンス」
約4万円
「JMAS(日本地雷処理を支援する会)」
600ドル(約7万円)
「NGO ARIGATOU」
約8万円
「カンボジアに心の井戸を贈る会」
10万円(~18万円)
「井戸を世界中に22万基掘る会」
10万円
「社団法人 アジア協会アジア友の会」
25万円

ずいぶんと幅がある。

国連資本開発基金のサイトにある資料によれば、2003~2004年当時、〈VN6〉タイプの井戸1基の平均契約価格は372ドル。
それに較べれば200ドル台で設置している団体はじゅうぶん健闘している、とは言える。

しかし、現地業者に頼んだ場合、シェムリアプ近郊では2008年現在でも100ドルを多少上回るだけで設置できるようだ。

カンボジア
100円-野菜の種1家族の1季節分・苗木1本・肥料用の米ぬか10kg
500円-雌鶏1羽・家庭菜園用の農具(くわ、かま、ジョウロ)1家族分
1500円-子豚一匹
10000円-鶏のワクチン1村1年分・井戸1本
(略)
その他(地域指定無し)
50000円-安全な水を得るための浅井戸用手押しポンプ、パイプ、付属品を提供し、3ヵ所に井戸を設置
www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/...より

外務省の子ども向けページにも、こう紹介されている。

井戸の価格には一定期間の維持管理費を含むとする団体が多いのだが、実はこれは、最近の支援の考え方とは反対の方向を向いている。
いつまでも一方的に援助を続けるのではなく、積極的に技術を移転し、支援を受けた側の人びとが自ら維持管理・発展できるようにという指向性が、現在は主流である。

10万円を超えてしまうと、どのような根拠で金額が設定されているのかはまったく理解できない。

特殊なケースであればいいのだが、そのカラクリの一端を窺える例があった。

「井戸を世界中に22万基掘る会」は募金を集めるだけで、カンボジア現地での活動は、初期は「カンボジアに心の井戸を贈る会」に、現在は「JMAS(日本地雷処理を支援する会)」に委託されている。


www.idobori22manki.net/archives/cat_25489.htmlより

こうして集められた10万円のうち、「JMAS」に渡っているのは7万円のみである。


www.jmas-ngo.jp/page/nyukai/2006/0702kifusha.htm

「世界地図」とは、「井戸を世界中に22万基掘る会」の松岡功代表が経営する会社である。

実に、井戸が2本掘れそうな金額がこの段階で宙に浮いてしまっている。

井戸のコストは深さに応じて高くなる。
各団体ともかなりの深さを掘っていることをアピールしているが、それについて続いて考察したい。

[追記]
コメントで指摘いただいた団体を追加した。
この「NGO ARIGATOU」は「株式会社ありがとう」と銀行口座を共有し、「株式会社ありがとう」の経営者は「多摩センター動物病院」の鳥吉英伸獣医師(業務停止処分中)となっている。

コメント

こんな団体もあるです

http://www.kokusaikyouryoku.com/index.html
既にご存知だとは思いますが。
カンボジアで真面目に働くのがアホらしくなりますな。
私も不誠実なNGOの駆逐は切に望みます。

うっかり忘れてました

ブックマークしてたんですけど、ここ。

> 50円で井戸のレンガ1個が購入できます。

レンガはそんなに使わんだろ、と思った記憶が。

NGO ARIGATOUは一時期、こんなことも書いていました。
> 1基の井戸(deep well 型)を掘るのに、8万円の費用がかかります。
deep well型の表記はすぐに消えちゃいましたけど。

実勢価格に無頓着なのか、(誰かに対する)コミッションを必要経費と考えているのかはわかりません。

そういえばAAC21

「会員になるのか?」で有名な「AAC21」という団体もありましたね。15万円。
井戸の写真を見つけていないので寝かせてありますが、何か宗教っぽいニオイがします。あるいは精神世界、的な。

どれもこれもうさんくさいですねえ

http://cvsg.rakurakuhp.net/i_85638.htm
CVSG・カンボジアの村を支援する会の井戸情報です。

一番うさんくさいのは

アタクシのような気がします。

ありがとうの実績報告ですが、クナール・サンダイ村というのは、CVSGの自立村のある村です。正式な名前は、バンテイアスレイ郡クナーソンダイック村です。この村には、1人のベトナム人の井戸掘り技術者がおりCVSG専属です。

活動実績
【2008年】
■1基の井戸をシェムリアップ県クナール・サンダイ村に建設

Khnar Sandayって

中田がサッカーをしにいった小学校の近くみたいですね。関係ないですけど。
1200世帯弱で人口が6500人くらい。

「JSAC(日本小型武器対策支援チーム)」もKhnar Sandayに井戸とトイレを設置したと言っています。
http://www.jics.or.jp/jsac/dev_listEN.html

公文書の偽造

■カンボジア王国ノロドム シハモニ国王陛下 からの支援協定書 ※2007年2月28日にNGO ARIGATOU(ありがとう)スタッフは王宮に招待され国王を表敬訪問し会談しました。

http://www.kokusaikyouryoku.com/outline/index.html
支援協定書にあるノロドムシアヌークという部分が書き換えられている可能性があります。

バンテイアスレイディストリクト・クナーソンダイックコミューンのことでしょうね。アンコールトム郡とバンテイアスレイ郡は、南北に流れる小川が境界になっています。

レンガ1個の値段

確か、60~70リエルだったと思います。燃料代運送費が上がったとしても150リエルあたりなので約5円程度ですね。だから、NGOアリガトウのレンガ1個50円と言うのは、10倍の値段なのです。

クナーソンダイック村って

Re:クナーソンダイック村って

「Khnar Sanday」ですね。
行政区分でいうと「Commune」とか「Sub-district」に当たるククリで、その下にいくつかの「Village(村)」があります。

Re:レンガ1個の値段

> レンガ   95R/個→135R/個で1.42倍
http://blogs.yahoo.co.jp/daitomai348/51728134.html

なんて情報もあります。

Re:公文書の偽造

http://www.norodomsihamoni.org/news.php?lan=E&year=2007&month=3&day=6&seq=2
1枚目の写真は、多分口利きしてくれた駐日大使
2枚目以降に多摩センター動物病院の鳥吉英伸院長獣医師兼マネジャ
事務員もいない、本当に1人だけの動物病院です。

支援協定書ってああいうものなんですか?
会ってやるから来いと書いてあるだけなんですけど。

Re:公文書の偽造

まあ、王様の名前を書き換えてるってことはないのではないかと思いますが。

「"Memorandum of Understanding" Cambodia」で画像を検索してみてください。
「協定」なので、2団体の署名・捺印が来るもんじゃないですか、ふつー。

「カンボジア政府からの支援協定文書(2007年)」とされているものはレターヘッドに「Japan」の文字があるので、発行主体は「政府」そのものではなく「大使館」か「駐日全権大使」、おそらく後者でしょう。主語が「I」ですから。

コメントを投稿する


チェックボックスをチェックすると、管理者のみに宛てたコメントを投稿できます

トラックバック

http://maruyakism.blog43.fc2.com/tb.php/4-e2397c51

井戸掘る人びと(1)  | HOME |  井戸掘る人びと(3)

執筆者

まるやきの中の人

まるやきの中の人

ブログ内を検索

過去の記事

最新記事

新着コメント

新着トラックバック

リンク

連絡先

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。