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闇の大人たち(3)

『闇の子供たち』がクランクインした2007年4月以前に、臓器売買を目的としたタイ・カンボジア国境をまたぐ人身売買について発言していた人物がいる。

昨年11月、タイカンボジア国境の町を旅したとき、暫く前から不審に思っていた臓器移植に関わる実態の一端を知り愕然とした。日本では臓器移植はいつまで待ってもできないのに、日本人がタイに行って臓器移植しようとすると3000万円もあればすぐにでもできると聞いていた。が、それはカンボジアの貧しい人々が臓器売買目的のヤミ組織に子供を人身売買する現実があるからだった。そして、その上売られた沢山の子たちはバンコクで臓器移植を待つ間、物乞いをしたり売春させられたりしている。

そのような子供たちの中で、カンボジアからバンコクへ連れて行かれる途中病気になり足手まといになる子や身体の弱い子はその場に放置され、野垂れ死にしてしまう。そうして置いていかれた子が獣に喰われ死に、血を流している様を、実はその時国境の町で見て、裏の実態を知ることになった。

タイで臓器移植を受ける患者の8割は日本人であると言う。贅沢三昧をしている日本人が金の力で臓器移植するために、貧しいカンボジアの子供たちが売られ、バンコクで臓器をむしり取られ、死なないまでもかたわの様な人生を余儀なくされる現実に驚愕した。
blog.goo.ne.jp/zen9you/...

タイ在住の僧侶、藤川清弘(チンナワンソ)である。
彼にも何度か会ったことがある。

日本で地上げ屋をしていたこともある藤川はそれなりの美食家で、ときどきバンコク市内に出てきては「うまいもの」をねだっていた。
タイ国民は僧侶を敬い、日本人経営のかなりの高級店であっても、僧侶からは飲食代を受け取らないところがあり、彼と付き合いのあるバンコク在住者はそういう店を実によく知っていた。

「ワルだった」過去を売りにしていたはずだが、今やずいぶん〈芸風〉が変わったようだ。

「瞑想」「ヒーリング」「気づき」...。

特定商取引法に基づく表示」を見れば、住所や電話番号は「個人情報保護のため」と伏せられ、販売責任者はニックネーム。怪しさ全開だ。

どういうわけか、前回のエントリで挙げた『闇の子供たち』が描く世界を「現実」だと言ってしまう個人や団体自体、あるいはそのすぐ周りには、こういうった〈精神世界〉〈ニューエイジ〉的なものや〈自己啓発〉系のニオイが、程度の違いこそあれつきまとっている。

この、「闇」を語る人びとの〈闇〉とでもいえるものは、いったい何なのだろう?

 阪本監督は「決してタイの実情を暴く映画ではなく、日本人そのものへの興味から作った。昨年4月1日にタイでクランクインし、タイで1ヶ月間撮影した。その後、日本で4日間撮影してクランクアップした。映画というものは、陰や暗闇に光を当てて、そこにあるものを浮かび上がらせる役割を持つ。本作で描いた闇には、いつか光を当てなければいけないと思っていた。この闇が、戦争や紛争、地球温暖化、子供のいじめなど、世の中の全ての出来事につながっている」と語った。
www.bunkatsushin.com/modules/bulletin/...より

「世の中の全ての出来事」というには、少々偏った選択肢が並んでいる。

まるで阪本監督まで、「地球温暖化」のようにきわめて科学的に取り扱うべき問題を〈意識〉〈精神〉と直結させて語ってしまいがちな、「闇」のまわりの〈闇〉に飲み込まれた人のような気さえしてくる。

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