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「世界を騙す」を仕事にする(1)

〈社会起業家〉が、ちょっとしたブームである。

「若手の旗手」としてたびたびメディアに登場する「かものはしプロジェクト」というNPO法人がある。

この2人と出会う前、あのー、カンボジアから帰ってきてから、私はずーっと実は、1年間ひとりで活動をしてまして、本を読んで知識を得たりですとか、あと、できうる限り、児童買春を防止するための講演会とかに出てました。
そうやって行動してくなかで、児童買春に反対する世界会議という、UNICEFですとか、外務省主催の会議に出してもらって、日本の若者を代表して、各国の大使と、当時の日本の外務大臣である田中真紀子さんであったり、法務大臣であったり、それから国連の代表者と一緒に、あのー、自分が実際に現地で見てきたことを伝えたり、それから政策を一緒に作るというのをやってきました。
でも、そうやって、会議でいろんなことを決めたとしても、いまだにカンボジアで苦しんでる人はいて、それが現地に落ちるまでに非常に時間がかかりますし、現場で誰かががんばらないと、何も変わらないんじゃないかなーということを感じました。

これは、今年7月19日に開催された講演を収録した動画からの、理事長の村田早耶香の発言である(27分経過したあたり)。

この「児童買春に反対する世界会議」の正式名称は、「第2回 児童の商業的性的搾取に反対する世界会議」で、会期は2001年12月17~20日である。

村田が初めて海外を視察したのは2001年8月で、行き先はタイ。
「世界会議」までは4か月。

カンボジアを初めて訪れたのは2001年よりもあと、それも、任意団体としての「かものはしプロジェクト」が設立されたあとである。

事業計画も定まった大学三年生の12月。
東京都起業家選手権が開催された。
(略)
「かものはしプロジェクト」はチーム一丸となって
数々の選考を乗り越えて行った。
(略)
結果、かものはしプロジェクトは5位に終わる。
(略)
周りの学生が就職活動を始める3年の冬。
村田さやかは人生の岐路に立っていた。
(略)
悩んだ挙句、彼女は一つの結論に至った。

「カンボジアに行ってみよう。
 そうじゃないと何も答が出ないから」。
www.melma.com/backnumber_15681_278460/より

2002年の冬休みか、翌2003年の春休みである。
なお、「東京都起業家選手権」の決勝は「12月」ではなく2003年の3月と9月であり、その後に訪問したとすれば、少なくとも2003年に入ってからである。

村田の講演の内容は、ほぼ全編が誇張と歪曲。そして嘘によって成り立っている。
カンボジアという国、あるいは児童買春や人身売買といった問題にわずかでも関心があれば、容易に見抜くことができる程度のつたない演出である。

この「かものはしプロジェクト」、事務所を他の企業のオフィスに置いていたことがある。

事業でも協力していたようだ。

■「そうだ!村をつくろう」プロジェクト
NPO法人かものはしプロジェクトとカンボジアに村をつくる共同プロジェクト。
www.posi-media.net/archives/000007.htmlのキャッシュより

「ポジメディア」は株式会社だが、「自殺ZERO」キャンペーンを実施する同社のオキタリュウイチ(本名・谷口龍司、別名・飛口龍司)代表もまた「社会起業家」という形容がされる。

オキタリュウイチは、決まってこのように紹介される。

オキタさんは、100個いいことをすると願い事がかなうという
「ヘブンズパスポート」の開発者です。

当時「キレる17歳」と言われていた女子高生が15万人以上参加し、
そのムーブメントは社会現象としてアエラをはじめとする各媒体で特集され、
海外のメディアにも「日本の文化」として紹介されましたので、
ご存知の方も多いかと思います。

そして、現代用語の基礎知識にも用語登録されたりと、
暗いニュースを1年半で正反対に変えてしまいました。
dream-bar.blog.drecom.jp/archive/75より

「ヘブンズパスポート」の発売は1998年。『AERA』に取り上げられたのは翌1999年6月である。

だが、「キレる17歳」が問題として社会を騒がせたのは2000年のことなのだ。

どうやら、「社会を変える」ためにタイムマシンにお願いするのは、よくあるテクニックらしい。

[追記]
村田の発言は二転三転しているため、もはやどれが本当なのかわからない。
2008年度に入ってからのインタビューで村田は「IT職業訓練」で「現在では約100人の子どもたちが教育を受けている」と答えているが、PC教育は2007年度の早い時期に終了している。

コメント

「豊かな公」を支える資金循環システムに関する実態調査によると

http://www5.cao.go.jp/keizai2/2008/0623yutakanaooyake/honbun7.pdf
35ページに「NPO法人だと寄付は集めやすいが、ガバナンスが明確ではない。会費を払って入ってくる人を拒めないため、乗っ取りの危険性もある。」とある。
総会の下に執行機関として理事を置くということは明確だと思うんだけど。
乗っ取られそうになったらゼロベースにするのかな?

「広く募集しているわけではありません」とのこと

この「豊かなハム」っていう資料は見つけてたんですが、読んでませんでした。ハムじゃないです。

いろいろと面白いこと書いてありますね。

「ツアーの回数を増やし、年間100万円ほど利益をあげてまかなった」のに、どうして昨年度は赤字なんでしょう?

この団体の場合、正会員の会費は「年3000円」から「月3000円または5000円」に上げられています。
乗っ取り耐性は確実に上がっていますね。

> なお、当プロジェクトを株式会社でいう「株主」のように
> 支えてくださる正会員の方は70人ほどいらっしゃいますが、
> こちらは運営にも深く関与していただく必要があるため、
> 広く募集しているわけではありません。
http://www.a-human.net/career/71884i00000008pn.html

年3000円のままだと、最大で21万円出すと過半数取れちゃいますから。

お金払って「運営にも深く関与して」くれる正会員、ありがたいじゃないですか。
普通は委任状の回収もままならないんだから。

地名の欧文表記

"Prey Puok"ってどこでしょうね。
そのまんまで探すと、カンダールの西の方の"Prey Puok Commune"しか見つかりません。
カンボジアの地名、公式欧文表記以外で表現すること多いです。
日本でもよくあるけど。

Re:地名の欧文表記

カンボジアの地名のアルファベット表記って割と統一されてるんですよ。
「大島」が「Ohshima」「Oosima」「Oshima」「Osima」と揺らぐのと、それほどは変わらない。

タイなんていまだにとんでもないことに。
独特の不読文字があるんですが、それもアルファベットにした上で「読むな」という。

外国人にそんなこと言われても...。

で、「Prey Puok」。

「Prey」は「森」ですね。
カンダールの「Prey Puok」は「Prey Puoch」であらわすのが標準で、この「Puoch」はおそらく果樹の名前です。

シェムリアプ州にはまさに「Puok」と表記される地域があり、そこには「Puok」がつく地名がたくさんあるのですが、そこはかもさんのいるあたりとはアンコールワットを通り過ぎた反対側です。

ព្រៃពួច

中国のミスター・エックスオーより凄そうですね。
カンダールはPrey Puokだけど、プノンペンはPrey Puoch
識字教育のおかげでカンボジアの人は"ក"を読めるようになったけど、日本人には“なぜか表示できない”です。

屠蘇煮込む改めソトニコムの地図が出てきましたが、オクロン村とかのひょうたん島はどこにあるのでしょう。

あ、プノンペンでしたか。

最初のファクトリーが「Prey Puok」なんでしょう。村じゃなくても何らかの地名として。
そうじゃないと申請した地域と違う場所での事業に分配金を使ってしまった、という困ったことになる。

現行の申請要綱は「建物建てるなら設計図つけろ」「地図は場所が特定できるように」「自分の団体が相手国に登録手続をとっていること」みたいな条件があって、これは最近になって追加されたようですね。

小泉カイカクのおかげですか?

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移転先の写真

なんでこんなに汚い写真なのかと思ったが、Google Mapで見ても同じだった。

Re: 移転先の写真

上の階は投資用に転用されたマンションで、家賃はそう高くはない物件だと思います。

寄付金や、ゆうちょやナショナルから〈騙し取った〉助成金で賄える範囲でNGO活動をしている団体なので、もうちょっとハデな事務所を構えればいいと思いますがね。いっぽうでITベンチャーを気取るなら。

その程度の規模でしかないんですよ。
IT ageの写植屋さん。

最近、大学の後輩(といっても、それほどの仲ではない)が社長をしていた会社が300億円超の負債で自己破産しまして。新興市場上場なんで、調べりゃ社名がすぐわかりますが。

下手すりゃ本木理事の面接を担当してたかもしれない微妙な時期にあの会社に執行役員として在籍してたし。

「中目黒の3LDK」、つまりムーンライダースのファンクラブが入居している「ルネ中目黒ガーデン」くらいのヤサに住むのが「健康で文化的な最低限の生活」だとかゆってた本木理事長は、「かものはしプロジェクト」でそれができないんだったら、いますぐ掘たんのところに出戻ってベトナム株チームにでも入れてもらえばいいんですよ。

その枠組みの中で、新興国国民のために動けばいい。
汚く稼いできれいに使う。

いまの「かものはしプロジェクト」は、「きれいなこと」をいって汚く稼ぎ、そして汚く使っている。

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