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井戸掘る人びと(7)

「井戸を世界中に22万基掘る会」が、地下水のヒ素汚染が深刻なバングラデシュでの井戸の掘削を始めたようだ。

バングラデシュでも井戸掘りスタート -第30号-
㈱世界地図 代表 松岡 功

亀井サンキの亀井義弘さんのご紹介で、徳島南ロータリークラブの森本奈津子さんに窓口となっていただき、バングラデシュでの井戸掘り活動のスタートが切れ、これで両国で井戸掘り活動が行われ、ピッチがあがりました。
www.idobori22manki.net/archives/833550.html

「徳島南ロータリークラブ」には、ヒ素ろ過装置付きの井戸を100基、バングラデシュに寄贈した実績があるのだそうだ。

 そんな窮状をウディンさんら留学生から聞いた徳島南ロータリークラブが、ろ過装置付き井戸の寄贈を計画。徳島大の留学生や、寄贈を橋渡しするジャハンギルノギル大学教職員の出身地の十四の村に各三―十九カ所設けることにした。百カ所の井戸で三千人以上が安全な水を飲むことができる。
(略)
 井戸の設置費用は日本円で一カ所約一万六千円。現地への渡航費などを含めた費用約三百万円は、同クラブと国際ロータリー第2670地区が負担する。
www.kounan-rc.com/kaihou/...より

1基150ドル程度とは、ずいぶん安い。

写真もあった。


www.rotary.or.jp/service/water/...より

どう見ても、単なる手押しポンプ式の〈浅井戸〉である。

「ヒ素ろ過装置付きの井戸」とはどんなものだろうか?


www.wateraid.org/documents/...より

これは代表的な「ヒ素ろ過装置」である「PSF(Pond Sand Filter)」の構造を示す図である。

Costs
The PSFs in Bangladesh cost about $ 1500 each to construct, depending on size.
www.unep.or.jp/ietc/publications/...より

「UNEP(国連環境計画)」の資料によれば、「PSF」のコストは大きさにもよるが1500ドル前後。

「一カ所約一万六千円」で「ヒ素ろ過装置付きの井戸」が建設できるとしたら、それは革命的なことだ。

 ヒ素による地下水の汚染が社会問題化しているバングラデシュにろ過装置付きの井戸100基を寄贈した徳島南ロータリークラブ(鳥居邦男会長)の会員ら8人らに同行して9月16日から3日間、現地を訪れた。井戸の掘削現場を視察したり、贈呈式で歓迎を受けたりした様子とともに、国民の半数近くに健康被害が及んでいる水汚染の現状や今回のプロジェクトの舞台裏を紹介する。(社会部・橋本孝祐)
(略)
 十九基のろ過装置付きの井戸が設置される予定の村では、掘削作業が急ピッチで進んでいた。三人が丸一日かけて深さ約五十メートルの穴を掘り、チューブを埋め込んだ後、上部に水をくみ上げるポンプを取り付ければ完成。「これで子供たちが安全な水を飲むことができる」。完成した井戸で水をくんでいた女性は、そう言ってほほ笑んだ。
www.topics.or.jp/index.html?...より

バングラデシュまでついていってだまされる新聞記者にはバカとしか言いようがない。

断言しよう。ただの〈浅井戸〉だ。
バングラデシュでは2500万人以上がヒ素などによる汚染が認められた〈浅井戸shallow tube well〉を利用していたが、安全とされた〈浅井戸shallow tube well〉の利用人口も4000万人を超える

シーリング深井戸  地下水の砒素汚染は、完新世(1万年前から現在)の地層でおきていて、もっと古い更新世の地層では、砒素は地下水に含まれていない、といわれています。地下200メートルまで掘りさげると、古い地層にいきつくので、その地下水は砒素を含んでいないと考えられます。バングラデシュでは、こうした深井戸を安く掘ることができ、DPHE(公衆衛生工学局)や国際協力機関によって、1年間に数万本新設されています。
www.asia-arsenic.jp/jp-active/...より

必要とされているのは、このような井戸だ。

[追記]
簡単に〈浅井戸〉としてしまったが、訳さず〈shallow tube well〉と表記することにする。
バングラデシュの井戸のヒ素汚染調査における〈shallow tube well〉の定義はまちまちで、50メートル未満とする資料や、150メートル・200メートルなどを区切りとするものもある。

コメント

ロータリークラブ、ライオンズクラブ

富裕層は、この手のNGO,NPOの格好のターゲットです。彼らは、名誉を金で買いたい人々ですから、そこにつけこむのが詐欺師というものです。

井戸掘りすぎ

千万単位の人を乗せたままベンガル湾に沈むのでしょうか。

ばんぐら

バングラデシュってのはああいう地形ですから、すでに数百万基の井戸があるそうで。
1戸に1基あって困るものではないとはいえ、今から行って浅井戸堀るんだとしたら、わけがわかりません。

ラオスの井戸掘りですら「一巡した」と言っている人がいます。

カンボジアだって、
http://www.idobori22manki.net/archives/cat_25488.html
の22~25に同じ兄妹が写っているのを見れば、

かわいい

...じゃなくて、地域によっては飽和しつつあるわけですね。

定量的な資料を出せないのですが、カンボジアでもある程度の人口密度の地域では〈深井戸+簡易水道〉の時代に移行しつつあります。

地盤沈下によって国土が水没した場合、彼らを移民として受け入れられる場所が、地上にあるのだろうか。そういう心配です。

同行取材という慰安旅行

徳島新聞などの各ローカル紙の記者のレベルの低さは有名です。結局、スポンサーが県とか市町村、徳島の企業などですから、学校の壁新聞なみのレベルです。記事を書くにしても裏をとるといったことはしません。海外での同行取材は、彼らにとっては、慰安旅行にすぎないのです。

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