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井戸掘る人びと(8)

Pump Wells and Cement Ring Pit Wells
Pump wells are greatly needed in the countryside. Most villagers use and transport water from long distances from deep holes in the ground. Wells can be drilled and constructed at an average cost of $150 USD per pump well and $280 USD per pit well.

Well construction is best done in April, May and June when the dry season is at its peak and drilling ensures the depth for a year round water supply.

It is our goal that one in every 3 to 5 families in rural villages are provided a pump or pit well as a consistent source of water, and water filters to ensure the water is potable. The Trailblazer Foundation has been installing pump wells in strategic locations throughout Siem Reap Province since 2005.
www.thetrailblazerfoundation.org/waterprojects...より

あら? お安いわね。

井戸掘りの技術指導から始めているとはいえ、実際はこの程度で済むのだろう。

水位を見極めるには乾期の終わりに掘るのがよいとか、説明もなかなか親切。

この「Trailblazer Foundation」は5教室の典型的な小学校を2006年に1校建て、現在も同様の校舎を新築中である。

そのコストを知りたいものだ。

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いちま~い、にま~い(3)

SIVIO」って、留学生が主体の団体だったっけ?

○施行

これは、材料費に当たります。
残りの半額は、人件費に相当する部分なので、村人の労働提供で建設されています。このほうが、愛着も湧き、大切にする気持ちを生みます。
地方の教育事務所が「少し出す」と契約することもあるのですが、不履行が多いです。
ユニセフのように、25000ドルも出して、建設業者を雇い、5教室・職員室・トイレを建てる方法もあります。 siviolovechari.web.fc2.com/page/road.htmlより

代名詞「これ」に対応するものが見つからない。

文脈から判断すれば「施行」がそうなのだが、「施工」の誤字でもあるし、やはり大学生レベルの日本人が書いた文章ではないのだろう。

『京都新聞』にある「鉄筋平屋建てで、費用は約130万円」の校舎は「25000ドル」のほぼ半額。

おそらく「村民のセルフビルドなので、同じ5教室の学校がユニセフの半額で建つ」といっている、のだと思う。
「130万円」が前渡しの半金ならばユニセフと同じコストになってしまうのだから。

ラオスの人件費ってずいぶん高いんですね。

いちま~い、にま~い(2)

学生団体「ラブチャリ」のサイトに、病院建設の現状に触れた告知がアップロードされていた。

GRAPHISはストリートミュージシャン聖-satoshi-さんの曲をカバーさせて頂き、その曲を収録した聖さんのミニアルバムをチャリティCD(期間限定12/16まで)にさせて頂きました。このチャリティCDを聖さんとGRAPHISで

12月16日までに4000枚売ってカンボジアの無医村に病院を建設する

という内容です。つまり

チャリティイベントに参加するだけではチャリティにならないのです

CDの売り上げのみが、全額病院建設に当てられ、イベントの参加費は全額、東京ジョイポリス様に当てられます。というのも、会場費はチャリティということで、特例で無料にしていただいたからです。
lovechari.jp/cd.htmlより

当初はこのような計画だったのだが、相変わらずCDの販売枚数の報告はなく、建設が遅延していることがいくつかの理由めいたものとともに報告されている。

「グラフィス・プレイピセ 診療所」開院式の延期について

2008.8.17

 今期スタディーツアーも21日出国と決まり、約一週間、メンバー総勢35名で学校や診療所を見学・勉強してまいります。
 さて、それについて一つ残念なお知らせがあります。
 ご存知の通り、皆様お客様のご協力のおかげで病院(グラフィス・プレイピセ診療所)建設の目途が立ったのは先々月でした。イベント直後より建設が始まったのですが、今世論を賑わせている「石油高」や「カンボジア内紛」、「選挙」、「スコール」などによって建設が予定より大幅に遅れてしまっております。また、WHOが小学校給食配布を撤回したことからも分かりますように、食料を含めた資源(木材)額も高騰しております。

 上記から察する通り、現在は土台となる床と柱しかない状況です。そんな状況ですので、今回は開院式を延期という形を取らざるを得ませんでした。しかし、診療所開設を耳にした現地で患った方々がチラホラと診察を求めていらしているそうです。

 「開院式しないなら行かなくていい」

 そう言われたこともありましたが、自分達は診療所の建設が行なわれていること、また患者さんが集まってきていることを見ることで、今後に繋がる物を得て帰国しようと思っております。また、小学校にも足を運び、さらにその他団体(TICOハウスオブスマイルズ)を視察し、今後どういった支援に繋げてゆくか検討したいとも思っております。

 我々は学生という未熟な立場ながら、日々前進しようと努力を欠かしません。
 今後とも、我々の行く末を温かく見守って頂ければ幸いです。

 乱文長文お詫び申し上げます。
 また、イベントでお会いできることを楽しみにしております。

学生医療支援NGO~GRAPHIS~
初代 代表
石松宏章(東京医科大学5年)
lovechari.jp/2008.8.17.pdfより

今年6月以降に起きた「カンボジア内紛」とは何なのだろうか?
食料費の上昇が回りまわってコストに転嫁されるということはあれ、工期には影響しない。

それでも、いつの間にか建っているのだろう。
小学校のときもそうだった。開校時には払うべき残金が50万円あったのだが、会計報告がないまま「病院建設」に移行している。

いっぽう、その「GRAPHIS小学校」の維持にあたっている「あおぞらProject」。

 今は学生国際協力団体「あおぞらプロジェクト」代表として小学校の維持のために奔走する毎日。目標はプロジェクトをNPO法人化し、ビジネスとして成り立たせることだ。「建てて終わりじゃダメ。ボランティアで収益をあげるってタブーな感じがあるけど、ボランティアとビジネスが結び付くことは悪いことじゃない」
mainichi.jp/life/edu/campal/...より

この団体も「ビジネス」志向を持っている。

8月初旬に「aozoraproject.com」ドメインを取得しているが、現在は閲覧できない。
代表の葉田甲太のブログには、まだ記事がひとつもない。

不思議なのは、Googleのキャッシュに残っているページには「ラブチャリ」関係の動画が貼られていることだ。
両団体の関係がわからなくなってきた。

そして「SIVIO」。

 同志社大や立命館大、京都大、大阪大など関西の6大学の学生でつくる学生国際協力団体「SIVIO」が、ラオスに小学校を建設する活動を進めている。代表者がこのほど、ラオスを訪れ、ラオス教育省と学校建設の契約を結んだ。9月完成を目指し、6月7日に京都市内で資金集めのチャリティーイベントを開く。
www.kyoto-np.co.jp/article.php?...より

『京都新聞』によれば、小学校の完成は9月の予定らしい。
費用は130万円。

仲介役は「NPO法人 DEFC(Demining and Education For the Children)」共同代表の沢田誠二。
「DEFC」のサイトものぞいてみたが、「SIVIO」が建てる小学校についての情報は得られなかった。

「SIVIO」はミクシィに複数のコミュニティを開設している。

一般向けのコミュニティは5月のラオス当局との契約が最新情報であるが、その報告はメンバーからではなく「DEFC」の会員の書き込みによる。

内部向けで会員数が最大のコミュニティは「SIVIO 企画・営業」。

「営業」?

この団体にも、活動をビジネスとして位置づけている部分がある。
そしてなぜか、どの団体も活動や会計の報告がずさんなことが共通している。

「世界を騙す」を仕事にする(1)

〈社会起業家〉が、ちょっとしたブームである。

「若手の旗手」としてたびたびメディアに登場する「かものはしプロジェクト」というNPO法人がある。

この2人と出会う前、あのー、カンボジアから帰ってきてから、私はずーっと実は、1年間ひとりで活動をしてまして、本を読んで知識を得たりですとか、あと、できうる限り、児童買春を防止するための講演会とかに出てました。
そうやって行動してくなかで、児童買春に反対する世界会議という、UNICEFですとか、外務省主催の会議に出してもらって、日本の若者を代表して、各国の大使と、当時の日本の外務大臣である田中真紀子さんであったり、法務大臣であったり、それから国連の代表者と一緒に、あのー、自分が実際に現地で見てきたことを伝えたり、それから政策を一緒に作るというのをやってきました。
でも、そうやって、会議でいろんなことを決めたとしても、いまだにカンボジアで苦しんでる人はいて、それが現地に落ちるまでに非常に時間がかかりますし、現場で誰かががんばらないと、何も変わらないんじゃないかなーということを感じました。

これは、今年7月19日に開催された講演を収録した動画からの、理事長の村田早耶香の発言である(27分経過したあたり)。

この「児童買春に反対する世界会議」の正式名称は、「第2回 児童の商業的性的搾取に反対する世界会議」で、会期は2001年12月17~20日である。

村田が初めて海外を視察したのは2001年8月で、行き先はタイ。
「世界会議」までは4か月。

カンボジアを初めて訪れたのは2001年よりもあと、それも、任意団体としての「かものはしプロジェクト」が設立されたあとである。

事業計画も定まった大学三年生の12月。
東京都起業家選手権が開催された。
(略)
「かものはしプロジェクト」はチーム一丸となって
数々の選考を乗り越えて行った。
(略)
結果、かものはしプロジェクトは5位に終わる。
(略)
周りの学生が就職活動を始める3年の冬。
村田さやかは人生の岐路に立っていた。
(略)
悩んだ挙句、彼女は一つの結論に至った。

「カンボジアに行ってみよう。
 そうじゃないと何も答が出ないから」。
www.melma.com/backnumber_15681_278460/より

2002年の冬休みか、翌2003年の春休みである。
なお、「東京都起業家選手権」の決勝は「12月」ではなく2003年の3月と9月であり、その後に訪問したとすれば、少なくとも2003年に入ってからである。

村田の講演の内容は、ほぼ全編が誇張と歪曲。そして嘘によって成り立っている。
カンボジアという国、あるいは児童買春や人身売買といった問題にわずかでも関心があれば、容易に見抜くことができる程度のつたない演出である。

この「かものはしプロジェクト」、事務所を他の企業のオフィスに置いていたことがある。

事業でも協力していたようだ。

■「そうだ!村をつくろう」プロジェクト
NPO法人かものはしプロジェクトとカンボジアに村をつくる共同プロジェクト。
www.posi-media.net/archives/000007.htmlのキャッシュより

「ポジメディア」は株式会社だが、「自殺ZERO」キャンペーンを実施する同社のオキタリュウイチ(本名・谷口龍司、別名・飛口龍司)代表もまた「社会起業家」という形容がされる。

オキタリュウイチは、決まってこのように紹介される。

オキタさんは、100個いいことをすると願い事がかなうという
「ヘブンズパスポート」の開発者です。

当時「キレる17歳」と言われていた女子高生が15万人以上参加し、
そのムーブメントは社会現象としてアエラをはじめとする各媒体で特集され、
海外のメディアにも「日本の文化」として紹介されましたので、
ご存知の方も多いかと思います。

そして、現代用語の基礎知識にも用語登録されたりと、
暗いニュースを1年半で正反対に変えてしまいました。
dream-bar.blog.drecom.jp/archive/75より

「ヘブンズパスポート」の発売は1998年。『AERA』に取り上げられたのは翌1999年6月である。

だが、「キレる17歳」が問題として社会を騒がせたのは2000年のことなのだ。

どうやら、「社会を変える」ためにタイムマシンにお願いするのは、よくあるテクニックらしい。

[追記]
村田の発言は二転三転しているため、もはやどれが本当なのかわからない。
2008年度に入ってからのインタビューで村田は「IT職業訓練」で「現在では約100人の子どもたちが教育を受けている」と答えているが、PC教育は2007年度の早い時期に終了している。

「エイズ孤児」の健在な両親(1)

現在はあおぞらプロジェクトの代表としてフリーマーケット、本出版を中心にカンボジアにエイズ孤児院を建設しようとしている。 kouta0528.blog60.fc2.comより

「あおぞらProject」代表の葉田甲太のこの文を読めば、

NGO団体Japan Relief for cambodiaと共にカンボジアにエイズ孤児院を建設します。
正式名称:Bright Future Kids(プノンペンからサイゴン方面に20分)
面積:2800平方メートル
受け入れる孤児:50人(予定)
寮・英語教育センター・ITトレーニング研修センター・台所・食事領域施設も併設されます。
「Bright Future Kids Home」という「エイズ孤児院」がこれから着工されるものと勘違いしてしまうが、「Bright Future Kids Home」の施設はすでに一通り完成し、運用されている。

「Bright Future Kids Home」はコンピュータ教育に力を入れているだけあって、入所する生徒のブログが見つかった。

各施設についての丁寧な説明や、彼の両親の写真などがある。

...って、なぜ「エイズ孤児」に存命の両親がいるのだ?

「エイズ孤児院」の名称は「A New Life Orphanage」といい、その敷地が「Bright Future Kids Home」に隣接している。

「Bright Future Kids Home」が対象とするのは中学生以上で、学業優秀でなければ入所できない施設である。

そして、「A New Life Orphanage」が受け入れている孤児には、なぜか母子感染した児童がいない

[追記]
「あおぞらProject」のサイトが更新されていた。
「エイズ孤児院」の具体的な名称は消え、「現在はNAAからの企画書待ち」という記述に改められている。募金の目標額は200万円のようだ。
計画されていた図書館の増築についての説明はない。

井戸掘る人びと(7)

「井戸を世界中に22万基掘る会」が、地下水のヒ素汚染が深刻なバングラデシュでの井戸の掘削を始めたようだ。

バングラデシュでも井戸掘りスタート -第30号-
㈱世界地図 代表 松岡 功

亀井サンキの亀井義弘さんのご紹介で、徳島南ロータリークラブの森本奈津子さんに窓口となっていただき、バングラデシュでの井戸掘り活動のスタートが切れ、これで両国で井戸掘り活動が行われ、ピッチがあがりました。
www.idobori22manki.net/archives/833550.html

「徳島南ロータリークラブ」には、ヒ素ろ過装置付きの井戸を100基、バングラデシュに寄贈した実績があるのだそうだ。

 そんな窮状をウディンさんら留学生から聞いた徳島南ロータリークラブが、ろ過装置付き井戸の寄贈を計画。徳島大の留学生や、寄贈を橋渡しするジャハンギルノギル大学教職員の出身地の十四の村に各三―十九カ所設けることにした。百カ所の井戸で三千人以上が安全な水を飲むことができる。
(略)
 井戸の設置費用は日本円で一カ所約一万六千円。現地への渡航費などを含めた費用約三百万円は、同クラブと国際ロータリー第2670地区が負担する。
www.kounan-rc.com/kaihou/...より

1基150ドル程度とは、ずいぶん安い。

写真もあった。


www.rotary.or.jp/service/water/...より

どう見ても、単なる手押しポンプ式の〈浅井戸〉である。

「ヒ素ろ過装置付きの井戸」とはどんなものだろうか?


www.wateraid.org/documents/...より

これは代表的な「ヒ素ろ過装置」である「PSF(Pond Sand Filter)」の構造を示す図である。

Costs
The PSFs in Bangladesh cost about $ 1500 each to construct, depending on size.
www.unep.or.jp/ietc/publications/...より

「UNEP(国連環境計画)」の資料によれば、「PSF」のコストは大きさにもよるが1500ドル前後。

「一カ所約一万六千円」で「ヒ素ろ過装置付きの井戸」が建設できるとしたら、それは革命的なことだ。

 ヒ素による地下水の汚染が社会問題化しているバングラデシュにろ過装置付きの井戸100基を寄贈した徳島南ロータリークラブ(鳥居邦男会長)の会員ら8人らに同行して9月16日から3日間、現地を訪れた。井戸の掘削現場を視察したり、贈呈式で歓迎を受けたりした様子とともに、国民の半数近くに健康被害が及んでいる水汚染の現状や今回のプロジェクトの舞台裏を紹介する。(社会部・橋本孝祐)
(略)
 十九基のろ過装置付きの井戸が設置される予定の村では、掘削作業が急ピッチで進んでいた。三人が丸一日かけて深さ約五十メートルの穴を掘り、チューブを埋め込んだ後、上部に水をくみ上げるポンプを取り付ければ完成。「これで子供たちが安全な水を飲むことができる」。完成した井戸で水をくんでいた女性は、そう言ってほほ笑んだ。
www.topics.or.jp/index.html?...より

バングラデシュまでついていってだまされる新聞記者にはバカとしか言いようがない。

断言しよう。ただの〈浅井戸〉だ。
バングラデシュでは2500万人以上がヒ素などによる汚染が認められた〈浅井戸shallow tube well〉を利用していたが、安全とされた〈浅井戸shallow tube well〉の利用人口も4000万人を超える

シーリング深井戸  地下水の砒素汚染は、完新世(1万年前から現在)の地層でおきていて、もっと古い更新世の地層では、砒素は地下水に含まれていない、といわれています。地下200メートルまで掘りさげると、古い地層にいきつくので、その地下水は砒素を含んでいないと考えられます。バングラデシュでは、こうした深井戸を安く掘ることができ、DPHE(公衆衛生工学局)や国際協力機関によって、1年間に数万本新設されています。
www.asia-arsenic.jp/jp-active/...より

必要とされているのは、このような井戸だ。

[追記]
簡単に〈浅井戸〉としてしまったが、訳さず〈shallow tube well〉と表記することにする。
バングラデシュの井戸のヒ素汚染調査における〈shallow tube well〉の定義はまちまちで、50メートル未満とする資料や、150メートル・200メートルなどを区切りとするものもある。

いちま~い、にま~い(1)

かものはしのまるやき」で取り上げた「ラブチャリ」という団体は、相変わらず不明朗な運営を続けている。

「ラブチャリ」の母体となった医学生サークル「GRAPHIS」による小学校建設に続いて、病院の建設が計画されていた。資金はCDの売り上げのみでまかなう予定であった。

現在、イベント経費や建設費を含めた今回までの収支を計算しておりますが
ストリートミュージシャン聖-satoshi-さんのチャリティCD販売数の集計や
現地物価の高騰により建築費に関して難航しておりますので
大変申し訳ありませんが総結果報告に関しましては、もうしばらくお待ちください。
lovechari.jp/2008/06/11.htmlより

この、現時点で最新の報告は、2か月以上前のものだ。
何度数えてもCDの枚数が合わないのだろうか?

「ラブチャリ」はフリーペーパーを発行しているのだが、センスのかけらもない第2号の表紙に「運営 株式会社学生エージェンシー」とある。
同社は「ラブチャリ」のイベントの運営も手がけている。

その「株式会社学生エージェンシー」の社長は、「GRAPHIS」の石松宏章代表らしい。

「ラブチャリ」の原点である「GRAPHIS小学校」を現在支援しているのは、なぜか「GRAPHIS」でも「ラブチャリ」でもない。

代表の葉田甲太は「GRAPHIS」の創設メンバーにして元代表なのだが、「ラブチャリ」側には「あおぞらProject」についての説明はない。

活動していく上で、ある一つの問題に直面した時期がありました。それは、個人個人のボランティアに対する考えに違いがあり、方向性に議論が生じてきたことです。ある学生はカンボジアに支援を、そしてある学生は日本に支援を、また、ある学生は教育支援を、そしてある学生は医療に支援を・・・。この結果、団体として揺るいだ時期もありました。
lovechari.jp/concept/index.htmlより

代わりに、このような記述があった。

どうやら両者の仲はあまりよくないようだが、「方向性」はほとんど同じである。

資金調達はチャリティ・イベント。支援先はカンボジア。
7月29日には、400人の来場で図書館が建つ、と謳うイベントが開催されたが、何の報告もなされていないあたりまでそっくりである。

「あおぞらProject」が当面の目標としているのは、バーナード・クリッシャーの「Japan Relief for Cambodia」が進めているらしいエイズ孤児のための施設「Bright Future Kids」の、寮部分の建設である。

葉田の著書、『僕たちは世界を変えることができない』が1冊売れると、100円が建設費に回されるらしい。

いっぽう、「ラブチャリ」の構成団体である「SIVIO」は、つぎのように言っている。

この本の印税はSIVIOに入ります。つまりこの本を買うことでラオスに小学校を建てることの協力になります。
siviolovechari.web.fc2.com/page/intro.htmlより

実は、両者の言い分は矛盾しない。

「星雲社」が発売元となっていることからわかるように、『僕たちは世界を変えることができない』は自費出版である。
1冊売れると、本体価格890円の50%である445円が著者に入ることになる。

初版3000部の制作費は100万円弱。
これを売り切ったようなので、2団体に資金を回しつつ、制作費はあらかた回収できたことになる。

「SIVIO」の目標であるラオスでの小学校建設はこの夏がめどだったようだが、やはりこの団体のサイトにも現状報告がないのである。
困ったことには、目標となる建設費の概算すらない。

ググレカス

「サービスフォーピース」のブログ「がんばって日刊Peacemaker」の初期に、このようなエントリがある。

 今年からGoogleという会社に度々お世話になるようになり、渋谷の某巨大タワーにも足を運ぶようになりました。
www.sfpjapan.org/blog/peacemaker/20071130_138.html

あまり気持ちのいい関係ではない。

「サービスフォーピース」と「統一協会」の関係についてはここを参照

これは事件です!

遠くから打ち上げ花火の音が聞こえてきて、なぜか本多勝一を思い出した。

『月刊あれこれ』のサイトは放置されたままで、トップページからは発行人だった山中登志子による「通販あれこれ」にリンクが張られていた。

イチオシの商品は「OLAHAIR(オーラヘアー)」というスプレー式の「頭髪用化粧品」。8400円ナリ。

山中登志子は『週刊金曜日』に8年間在籍し、かの『買ってはいけない』にも関わった編集者。
現在はこの通販サイトのほかに『マイニュースジャパン』を運営し、『オーマイニュース』にも寄稿していた。

『オーマイニュース』への投稿は例によって「下剤&石膏入りの「コントレックス」」「花王の台所用洗剤「キュキュット若竹」に若竹成分は入ってなかった」といった調子で、かつ「マイニュースジャパン」の宣伝になっている。

「通販あれこれ」の取り扱い製品を見てみよう。

通販あれこれが推奨する『灰の洗剤』も『若竹の洗い水』も界面活性剤は一切入っていません。
合成洗剤は合成界面活性剤で、石けんは界面活性剤で汚れを分解しますが、『灰の洗剤』は微生物で分解し、『若竹の洗い水』は主にカリウムと硅素のミネラル成分で汚れを落とします。
www.rakuten.co.jp/arekore/573970/573972/魚拓)より

製造元である「株式会社木炭屋」によれば、「灰の洗剤」の成分は「備長炭の灰汁と木酢液とミネラル水」であり、「微生物」が配合されている気配すらない。

 韓国西海岸産のミネラル豊富な天然塩を、セラミックと合わせて3日にわたって高温焙煎しています。97%の遠赤外線とケン紫外線(人体に最もよいとされる紫外線)が発生する塩になり(国際特許出願中)、鉄を錆びさせないアルカリイオン化した塩を、さらに3年以上成長した青竹に詰めて、1300度以上の高温で焼きます。松の薪をくべた黄土の釜で焼くこと3回。
www.rakuten.co.jp/arekore/573958/574009/魚拓)より

六芒星のロゴも怪しげな「神塩竹塩」は200グラムで1200円。
複数の通販サイトで扱われているが、「ケン紫外線」の発生なる意味不明の現象について口走っているのは山中登志子のみである。

だいたい「アルカリイオン化した塩」って、何それ?

冒頭の「OLAHAIR」も、明らかに増毛効果を期待させるような写真が掲載されているが、説明文では薬事法に抵触するような表現は巧妙に避けられている。

イエス様の親分は

(よこく)

「シロアムキリスト教会」の鈴木啓之牧師は、かつて『親分はイエス様』で知られる伝道集団「ミッション・バラバ」の代表だった。

鈴木啓之牧師の働きについて。
 8月13日ミッションバラバ会議の議題の1つで、シロアムキリスト教会牧師、元ミッション・バラバ伝道者鈴木啓之師の進退について話し合いがもたれ、退会して頂く事が過半数で可決しました。その結果をご本人にお伝えしましたところ、鈴木啓之師よりミッションバラバの宣教の働きを止めるとの申し出を受けましたので、ここにお知らせいたします。
www7.ocn.ne.jp/~d.c/barabbas/3_b.htmlより

現在は〈民主的手続き〉によって、「ミッション・バラバ」を離れている。

昨年4月、鈴木啓之牧師を招いて、ある講演会が開かれた。

「セカンド チャンス」
(誰だって人生やりなおせる)
講師:鈴木啓之シロアムキリスト教会牧師
(略)
主 催:宗教新聞社
共 催:にっぽん文明研究所
religion.easy-magic.com/user/...より

キムチがあってよかった

「100万人のキャンドルナイト」に、あるグループが参加した。

「JFRF」の所在地である「豊島区北大塚2-11-7 7F」にあるのは、つぎの団体である。

トム・クルーズやジョン・トラボルタが傾倒する自称「宗教」の、日本支部である。

「JFRF」のメールマガジンから、「キャンドルナイト」の報告を引用する。

特に、韓国語でのお祈りは、
言葉はわからなかったけど心に響きました。
また、全員で手をつないでのお祈りというのもあり、
神様のもと、皆家族なのだという実感がわきました。
(略)
・(持ち寄られた食べ物が)甘いものが多かったので、
ごはんになるようなものが欲しかったです。
キムチがあってよかった。(^v^)
archive.mag2.com/0000131751/...より

「韓国語でのお祈り」?

「サイエントロジー」と同居する「JFRF」は、きわめて「統一協会」の影響が強い団体なのだ。

「第一回・勇気ある宗教者フォーラム」
(略)
<第二部> ・パネルディスカッション「ともに行動する、宗教者の連帯を!」
パネリスト>
・内科医師、宗教の自由のための日本協会常任顧問・小出浩久氏
・舞鶴宗教者懇話会代表、曹洞宗桂林寺住職・能登春夫氏
・統一教会 牧会者、有限会社ビッグリッチ代表・大貫啓司氏
・神儀巫女舞九十八代、光ノ宮総司・藤原和晃氏
・薬剤師、カウンセラー・関浩道氏
(略)
記念すべき第一回「宗教者フォーラム」は、
伝統文化と新しい文明の研究機構である「にっぽん文明研究所」
(神奈川県横浜市、代表:奈良泰秀)と共催いたします。
archive.mag2.com/0000131751/...より

関浩道は「サイエントロジー」に所属。

小出浩久は「統一協会」系の「一心病院」の勤務医
著書に『人さらいからの脱出―違法監禁に二年間耐えぬいた医師の証言』(光言社)がある。「統一協会」信者である。

2002. 9.30
「世界平和のための指導者決意大会」(主催・IIFWP、小山田秀生・菅原喜重郎共同議長)が東京都内ホテルで行なわれ、宗教者、政治家、大学教授等約250名が参加した。小山田議長は講演で、平和をもたらすべき宗教が逆に紛争の原因にもなっているという逆説的事実を指摘、人知を超えた宇宙の真理によって解答を求めねばならないと説いた。天の岩座神宮の奈良泰秀宮司は「万教同根」の観点から宗教者らが力を合わせて立ち上がるべきだとの祝辞を述べた。
www.chojin.com/news2.htmより

「にっぽん文明研究所」の奈良泰秀も、「統一協会」に協力的である。

■テーマ「仲間作りと『ご縁』について」
□講師:釈 正輪(しゃく・しょうりん)先生
倭宗柿本寺管長職、JFRF宗教の自由のための日本協会 顧問
archive.mag2.com/0000131751/...より

釈正輪と「統一協会」との関係は「かものはしのまるやき」を参照のこと。

そして、こんな人物もメールマガジンに登場している。

NPO法人 竹の会※ 事務局長 浅田 佳博さんより、
下記のエッセイが届けられました。
archive.mag2.com/0000131751/...より
「NPO法人 竹の会」の理事長は「山元学校」秘書の小森谷勝(自民党千葉県連所属の斎藤健の秘書でもある) 、山元雅信は「竹の会」理事である。 浅田佳博の名前も、「山元学校」の「スペシャルサンクス」の最初にクレジットされている。

ひと月1000円の支援

(よこく)

「ひと月1,000円の支援でひとりの子どもが学校に通うことができます」という「ワン・チャイルド・ワン・ピース・プロジェクト」も、「統一協会」系の団体、「YFWP(世界平和青年連合)」による活動である。

あふりか(1)

NPO法人格まで得た「市民国連」が「日本文明フォーラム」と名称を変更した背景には、このようなことがあったらしい。

2005年「愛から地球博へ!」愛知万博のアフターケア、国連、政府も頼りにならない、市民が世界的な連帯で地球規模の問題を扱おうということで、34団体が集まった。これまで5回の会合を行なった。その中で日本はます隣国にお詫びしなければならないという方と、日本文化を誇るべきだという方との激しい論争が起こった。また、事務局がしっかりしていなくて、資金面でも厳しかった。一旦、小生は身を退くようになったが、つい先日、“アメージング・グレイス”。不可思議なことに小生の下に戻ってきた。一色先生のアドバイスで、とりあえずは未来構想のもとに置いておいて、大きくなったら独立させようということになりました。
www.miraikoso.org/74mirai/...より。

「統一協会」のフロント団体としての「市民国連」の組織化は、フリダシに戻ってしまったようだ。

「未来構想戦略フォーラム」の最近の活動から、再出発を余儀なくされた「市民国連」の主要なテーマとして選ばれたのが「国際協力」であり、そしてその重点対象地域がアフリカであることがわかる。

アフリカ関係の団体で、またしても「統一協会」との関係が認められるものが見つかった。

1月20日、東京都足立区の西新井ギャラクシティーで「いまどきのエイズ講座」が開かれました。特定非営利活動法人日本アフリカ親善協会理事長の佐々木達雄氏は、アフリカの現状やエイズの脅威を語り、コンドームだけではエイズは防げないとし、純潔や貞操を守ることの大切さを訴えました。会場には約200人の参加者が来場し、YFWPタンポポ顧問、樋口秀樹氏は青年教育における性教育の重要性を強調し、今後もYFWPタンポポとして純潔運動を全面的に展開していくことを宣言しました。
www.yfwp-j.org/new_youth_movement_reports_005.htmより

パラパラ具合

練馬のほうに「パラ・パラグアイ」という団体があるらしい

メンバーの宮原周はかつて、パラグアイのアスンシオンで鍼灸院を営んでいた。

彼もまた、「平和医学アカデミー」に所属する「統一協会」信者である。

 4時半から学士会館で統一教会の宮原周、矢野里子の結婚式。入江道政さんが仲人をやってくれて、俺は花嫁の来賓代表でしゃべる。隣に太田さんの奥さんとアカデミーの中山さん。3月にパラグアイへ立つそうだ。
www.geocities.jp/ryuryuiso/Brog/Episode4/E4-H10.html

これは東洋学園大学の元教授である小金芳弘のブログからの引用。

「入江道政」は青山学院大学名誉教授の入江通雅(故人)。「アカデミーの中山さん」は「世界平和教授アカデミー」本部理事の中山潔。「太田さん」は太田洪量のことかもしれない。
そうそうたる面々から「祝福」を受けている。


www.geocities.jp/asuncionpy2002/miyahara.htmlより

この写真に写る指輪。


「統一協会」のマークがあしらわれた「祝福指輪」という奴だろう。
右手につけるのがシキタリらしい。

ところで、小金芳弘自身にも「統一協会」と関わりがあり、その関係は文鮮明を「文さん」と呼ぶほど深い。

 朝から雪で、12月としては記録的な降り。9時半に家を出て、ほぼ2時間で第二空港ビルに着いたが、JALに乗り込んだのは11時近く、ハワイ島のコナに着いたのは午前6時頃で、現地時間では9日の午前11時だった。入国審査が2時間ぐらいかかり、オハナリゾートというホテルに入ったのは午後2時近く。日韓中から50人ずつくる。統一教会のイベントだが、フラフラだ。昼飯を食べて3時前にやっと部屋に入る。6時半から夕飯で、その後文さんの長い話を聞き、11時半に寝る。
www.geocities.jp/ryuryuiso/Brog/Episode5/E5-H14.htmlより
 9時に始まってコーヒーブレークを挟んで2回講義がある。どうしてもこの世界観にはついて行けないが、信者以外の人はどうなのか。午後は4時半に終わり、バスでヒルトンに行く。文さんの80回誕生日のアメリカのパーティで、3000人からくるというので、大変な混雑だ。文さんの話の後はキーロフバレー学校のバレーがあり10時半に終わる。
www.geocities.jp/ryuryuiso/Brog/Episode4/E4-H12.html

「信者以外の人はどうなのか」とは、ふつうに考えれば信者の口から出ることばである。

あたらしいきぼう

「山元学校」の山元雅信学長が関与する「SCJ(ソーラークッカージャパン)」という団体がある。

ルワンダにおいて、現地の職業訓練学校と協力して活動を行なっている、とある。

●ルワンダファミリーという日本の団体が、「ニューホープ職業訓練校」という学校の活動を支援しています(http://wpeace.web.infoseek.co.jp/rwandafamily/home.html)。

●ジェノサイドなどの被害に関連した女性支援を活動の中心としており、最近は除隊兵士の技術訓練も行っている学校です。

●たまたま、私たちもニューホープに接点ができまして、その訓練コースの一つに料理を学ぶコースがあることを知りました。卒業生は首都キガリの有名どころのホテルにも勤務しているそうで、「彼女らにソーラークッカーのことを知ってもらい、また料理コースの授業の中で地元の料理に合うソーラークッカーの使い方を考えてもらうのもよいかもしれない」との考えに至りました。
solarcookerjapan.com/1208940987799/より

この「ニューホープ職業訓練校」、「統一協会」の関連団体である「WFWP(世界平和女性連合)」が設立し、運営する施設である。

部族間の内戦が長く続いたルワンダでは人口の70%が女性となった。WFWPは1996年、足踏みミシン10台で洋裁教室を開き、98年には政府から提供された土地に職業訓練校である「ニューホープ技術専門学校」を建設。
www.wfwp.gr.jp/volunteer/international/vo-Rwanda3.htmより

もちろん、「ルワンダファミリー」も「WFWP」のダミーである。

「New Hope(新希望)」という名称、これは「統一協会」の関連団体によく見られるものだ。
「国際新希望合唱団」、ブラジルの「新希望農園」、ガーナでも「ニューホープ」という洋裁学校が始められている

7月16日の「未来構想戦略フォーラム」には、3人のアフリカ関係の女性ボランティアがゲストとして呼ばれている。

現地での市場調査等を重ね、子供と
女性の自助、自立を目指して洋裁の学校
を1997年11月にアクラ市の
ココムレムレに開校。

職業訓練校NEW HOPEのある
ココムレムレは貧困地区です。
members.jcom.home.ne.jp/ky-nomura/school0.htmより

この「Heart of GHANA(ハートオブガーナ)」も母体は「WFWP」である。
野村晏子メンバーは『私の出会った文鮮明先生』に原稿を寄せている。「統一協会」信者である。

リベリアで活動していた長谷川愛優美(あゆみ)も「WFWP」のメンバー。

A high power delegation of the Women's Federation for World Peace has
arrived in Liberia on an assessment mission, a Family Federation for
World Peace and Unification-Liberia (FFWPUL-L) said in a release signed
May 6 by its president Rev. Augustine S. Arkoi.

The delegation, headed by Madame Ayumi Hasegawa on Wednesday, met with
the Chairman of the National Transitional Government of Liberia (NTGL),
Charles Gyude Bryant.
groups.yahoo.com/group/rnrs/message/2329

残るひとりについては今のところ「統一協会」関係者であることを裏づける情報はない。

この日の「未来構想戦略フォーラム」では、佐桑史基事務局長がミャンマー情勢について報告している。

今!オートバイで韓国を2週してしまおうという。無謀かつビッグな挑戦。首謀者は佐桑史基(24)。現在韓国鮮文大学4年生!旅の費用もなにも、すべてゼロからの出発!乗せていったのは限りない夢だけ!
groups.yahoo.co.jp/group/korea2fumiki/

「鮮文大学」は文鮮明により1978年に設立された大学である。
そこに留学した彼もまた、「統一協会」関係者なのだろう。

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