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「エイズ孤児」の健在な両親(3)

カンボジアらっせ」の中の人が書いていたブログに、「あおぞらプロジェクト」が新しく寮を建設するという「ノリア孤児院」が登場する。

ところで、このノリア孤児院、実は堀本崇さんの活動が素晴らしすぎて、ちょっとやっかいなことになっている所でもあります。
カンボジアの孤児院でボランティアというわかりやすさからか、まったく関係のない団体がここを宣伝材料に使っていたりします。ほとんど何の支援活動もしていないのに、さも自分たちが立ち上げたプロジェクトかのように紹介して、興味のある大学生を集めてスタディーツアーと称して金を集めている人たちがいます。
cambodia.cute.bz/2006/11/accidentより

2年半前に書かれたエントリで「まったく関係のない団体」「ほとんど何の支援活動もしていない」とされたのは、どこなのかわからない。
日本の団体とも限らないだろうが、これでは余計な憶測を生みかねない。

最近になって「ノリア孤児院」の支援を謳う団体が複数登場しているが、やはりこの孤児院がどういう施設なのか具体的な説明がほとんどされておらず、〈悲惨さ〉ばかりが前面に押し出されている。

「あおぞらプロジェクト」はこの孤児院を「エイズ孤児院」としているが、実際には60数名いる児童の4分の1弱だけが「エイズ孤児」である。
ほとんどの孤児院と違って、HIV感染者であっても受け入れを拒否しないというだけだ。

Ponleu(ワットノリア孤児院の光)」もつい最近できた団体だ。
代表は「かものはしプロジェクト」のサイトで「サポーター」として紹介されている岩田亮子(「近畿日本ツーリスト」CSアドバイザー)。「協力者」として「あおぞらプロジェクト」の元メンバー

食料の問題
カンボジアの最低生活は1人1日1ドルと言います。ノリア孤児院では68人が1日10ドルで食べています。当然、1日3食は食べられません。昼と夜にツケで買ったお米と1品のおかずを分け合って育ち盛りの子供たちが生きています。
ponleu.jp/support/より

「Hope For Cambodian Children」が指摘した"meals were not nutritious"という状態は改善されていないようだ。

しかし、〈托鉢〉を無視することはできないだろう。

When he started caring for abandoned children in 1992, he begged for food to feed those seven children. Now, there are 27 monks at the Nor temple, and 66 boys and girls, 46 of whom are AIDS orphans.
www.irrawaddy.org/article.php?art_id=3597より

2004年7月当時、「ワット・ノリア」には27人の僧がいたようだ。
収容されたこどもの人数は現在の2倍近い。

寝室不足
年々出稼ぎや貧困、DVの被害、AIDSによる孤児の数が増える中、ノリアに入ってくる子どもの数も増加し続けています。元々、限られたスペースで10人位から始まった孤児院がスペースはそのままで現在68人、まだまだ増える可能性があるというのですから当然、居住性が悪くなります。

現在よりも、もっと過密な状態だった時代があったはずだ。

子供たちの世話
ノリアにいる子供たちの殆どがまだ幼く、年長の子供たちが世話をしている状況です。僧侶のムニー様は托鉢に出かけることが多く、また、年長の子供たちも学んだ英語で訪れる外国人の案内をしたり、通訳をしたりで、孤児院を離れることが多く、小さな子供たちだけが取り残されているのが現状です。年長の子供た ちもそうした仕事があると、学校は休みがちになり、勉強が遅れ、ドロップアウトする子供も出てきています。

カンボジアの僧が午後遅くまで托鉢でウロウロしたりするのだろうか?

学校を辞めるのを黙認してまでこどもが働くことを優先させるとは、いったいどういうことだろう?
将来の自立のための英語教育のはずだったのだが、いまではこんな児童労働まがいのことが行なわれているのだろうか?

故堀本崇に対し、多大なるご支援を頂戴いたしまして、心より御礼申し上げます。
当面、引継ぎの期間と致しまして、私がアジア子供教育基金の代表を務めさせていただきます。

アジア子供教育基金の現状と今後に関しまして、以下の通りご報告申し上げます。

2006年11月に兄が亡くなった後、アジア子供教育基金は宙に浮いた状態に陥ってしまいました。
それは、この活動の運営の多くを、兄一人の手で行っていたからです。
状況を把握しようとすればするほど、様々な問題が山積し、
兄と、アジア子供教育基金の会員・関係者の皆様が、
今までどれだけ多くの汗や涙や、子ども達の未来への思いを積み重ねて来られたか実感いたしました。
www.h3.dion.ne.jp/~acef/acef_index2.html

伝えられる窮状が事実だとして、そこにいたるまでに何があったのかがわからない。

現在、「ノリア孤児院」に関わっている団体は、他の団体による支援や過去の沿革について、ほとんど説明しようとせず、単に、カンボジアに貧しい孤児院があって、そこを日本人の自分たちだけが助けているかのようにふるまっているからだ。

ノリア職業訓練所
カンボジア オッタンバンにありアジア子供教育基金の代表堀本氏が設立された訓練所で、被服や小物の指導、製作と実際の販売をしています。貧民層の女性が手に職をつけて、自立することを目指しています。彼女らの中には孤児も多くほとんどが極貧家庭で育っています。そのような通ってくる生徒が将来、現金収入の手段を得、育った環境以上の生活を実現することができるようにしたいそうです。
 そして究極の経営目的は、製品販売を軌道にのせ、そして将来、数年連続して黒字になったとき、カンボジア人がカンボジア人を支援する施設に育てることだそうです。販売している商品は足踏みミシンでつくったとは思えないほどのきれいな出来栄えで日本の衣料の大手メーカーにも認められたそうです。
www.touyukai.com/tour3.htmlより

「カンボジア人がカンボジア人を支援する」という理想を継ぐ者はいない。

 翌2000年は転機の年となった。「農地を寄付することで、カンボジアの子供たちが作物を育て自分たちの力で食べていくことを学んでほしい」。子供たちの自立を促し、恒久的な交流の礎を築く試みを開始した。

 アジア子供教育基金代表の堀本崇さん=阿智村出身=を通じ、バッタンバン州オダンバンにある孤児院「オダンバンの平和の子供の家」近くに約2千平方メートルの土地を購入。費用はIACと飯田東RCが集めた募金を充てた。農地は同高校の旧地名から「稲井の郷」と命名された。
www.minamishinshu.co.jp/news2001/...より

1800平米のこの農地は収穫を上げていないのだろうか?

衣服の問題
ノリアの子供たちは幼い子供を除いて、基本的には学校に通学しており、通学用の制服は外国人のドナーからの寄付で1人2着ずつ持っています。しかし普段の服装は傷んだものが多く、穴の空いた服が通常です。上の子からのお下がりにできる状態のものはありません。また、雨季は肌寒い日もあるのですが、重ね着 をするほど服がないことと、基本的に薄い服が多い状況です。
第7号 1999年11月4日発行
(略)
 前号でもお伝えしました通り、7月1日、「ノリア職業訓練所」が開所しました。裁縫教室2、英語教室1、事務室、倉庫を備えた鉄筋コンクリート製の校舎です。
 9月初旬時点で、ノリアの子供たち14名は学校制服(上着:シャツ/下:スカート)を仕立てられるようになっていました。一日3時間の勉強です。出来は今ひとつですが、仕上げた服を手にした子供たちの嬉しそうな顔は忘れられません。極貧の中、身寄りを無くし、下働きやストリートチルドレンだった子供たちです。゛自分にもできるんだ!″という、未来へつながる自尊心が芽生えたことと思います。
 8~10ヶ月の訓練期間を終えた後、子供たちは製作期間に入ります。それを販売した売上げの一部を、子供たち一人一人に用意する銀行口座に貯蓄し、将来への備えとする予定です。
www.h3.dion.ne.jp/~acef/letter7.htmlより

10年後のいま、小学校の制服くらいは「訓練所」で売るほど作れそうな気もするが、41台のミシンを備えたこの施設の運営がどうなってしまったのかも、誰も説明しようとはしない。

[追記]
「オダンバンの平和の子供の家」は「ノリア孤児院」のことではないが(同じコミューンにある)、「ノリア子女」は無料で受講することができた。

コメント

最近、変な団体が多い

最近、学生のボランティア団体は変なものが多いですね。
あおぞらプロジェクト、ラブチャリの中のいろんな団体。
最近、ラブチャリにBEAMというインドに小学校建設をするための募金活動をしている団体がありますね。
若槻さんとTシャツ事件後、ある程度、インドへの小学校建設は無駄だと有名になったはずなのにも関わらず、貧困を食い物のようにお金を集めるのでしょう。
ガバナンスがろくでもないNGOの寄付、募金集めは、詐欺に近い。

Re: 最近、変な団体が多い

まあ「BEAM」は会計報告があるだけ多少は救いがありますね。

なんといっても、ダントツに怪しいのは「あおぞらプロジェクト」。

400人の来場者で図書館が建つといっていたのに報告が見当たらないし、いまの「わらしべ長者」も、いつになったら目標額に到達するのやら。日本全国どこでも交換に立ち会う、ということらしいけど、その旅費がどういう計算になっているのかも不明。

去年10月には「はとライブ」から18万3000円受け取っていて、著書の売上も建設費に充当するはずなのに、「わらしべ~」の集金目標は建設費として公表されている200万円と同じ。

もっと怪しいのは、こういう団体を2度も番組で取り上げたNHK。

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